13

5月

2010

ファストフードのコーズマーケティングの在り方とは

the Komen/Kentucky Fried Chicken Buckets for the Cure the Komen/Kentucky Fried Chicken Buckets for the Cure

米国でケンタッキーフライドチキンが展開する「乳癌」教育へのキャンペーンと、同じファストフードの「ホワイト・キャッスル」が実施した(現在は終了したようだ)自閉症の子供たちをケアする協会に対する寄付キャンペーンを比較しながら、ちょっとした論争が起きていた。

 

KFCは積極的にバケットの購入ごとに50セントを寄付し、総額$8.5M(約7億8千万円)を目標としているのに対して、ホワイト・キャッスルは、「ハンバーガーと玉ねぎの臭いのするキャンドル」(コラムの表現)を販売し、$5万(約460万円)を寄付するとした内容。

 

論争のポイントは、双方の企業姿勢にあるようだ。

つまり、高カロリーな食品を扱うのは両社共通だが、ホワイト・・は自社の熱狂的なファンのみに訴えて“キャンドル”を売り、比較的少額の寄付を行っているのに対して、KFCは積極的にバケットを販売することで、適切な栄養学を学んでガンを避けようとする行為に寄付をするところに、大きな違いがあるというのだ。

 

「チキン=高カロリー=ガン患者の増加」とはならないとは思うが、以前マクドナルドが「筋ジストロフィ」の協会への寄付キャンペーンを行った際に、直接的な寄付を途中で止め、診察中に親子で待ち時間を過ごせるハウスの建設に注力したことを例として挙げ、健康を害する可能性のある食品を扱う企業が、直接的なコーズマーケティングを行うのは、問題が大きいということの警鐘であると思われる。

 

今後増えるコーズ・リレーテッド・マーケティングであるが、対象となる寄付先と企業内容との関係性は、十分注意する必要があるのは当然だろう。

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