08

7月

2009

口コミマーケティング協議会に異議あり!!

WOMマーケティング協議会が7月28日に発足するらしい。昨年に準備室が設置されていたが、発足にこぎつけたみたいだ。ただ???が付きまとう。

よく競馬場で、レースを見ながら叫んでいる人がいる。
「よーし、イケイケ!!ヤッター!!ヤッパリキター!!!!」と叫んでいる人。
それを揶揄しているのだろうけど、叫ぶ人ほど掛け金は100円とか、少額投資家らしい、、、人に聞いた話だが、、、、

同様に、「ウェブはバカとヒマ人のためのもの」という本があるが、要はそう言うこと。サイト訪問者で書き込みをする人は2割以下で、閲覧人口が殆ど。つまり、ネットの口コミ情報は、8:2の比率で有名な「パレートの法則」同様、少数派が占めている。確かにエキスパートなみの情報通からのものも当然含まれることは事実だが、、

そんな日本で、口コミマーケティング協議会が発足すると言う。参加者を見ると、多分webマーケティング企業なのだろう企業とか、メディア関係者が含まれている。そして、その設立趣旨は下記の通り。

<WOM マーケティングの理念>
1. 誰を代弁しているかを明らかにすること。
2. 自分の信じていることを言うこと。
3. 自分の正体を偽らないこと。
<設立背景>
・WOMマーケティングが注目を集めているものの、未だ市場としては確立していないこと。
・国内のWOMマーケティングについて、意見交換や情報共有する場が求められていること。
・倫理的に適切ではないWOMマーケティングが見受けられ、市場育成の障壁になる可能性があること。

要はネット上での発言の信頼性を担保するための指針づくりと市場形成を目指すということか。
確かに必要ではある。

ただ、この協議会参加者は、いわば「一般消費者の口コミ」を活用して「儲かるプロモーション」を展開したい企業の集まりである。つまり策略的なスキームでバイラルを起こしたい企業側が、オーガニックで正統な口コミ発生の場を作ろうとしているのだ。
これは大きな矛盾だ。

米国にも同様の団体がある。WOMMAである。
ここは何をしているのか。
米国でも、ステルスマーケティング(体験型マーケティング)等の批判を浴びている手法が横行しているのだが、WOMMAはその解消のために、企業や専門家と消費者との間の摩擦を解消し、より良く倫理的なマーケティング手法の開発をwebinar等を通じて協議しているのである。

つまり、「口コミ」という手法を活用する上で、企業側の信頼度を汚さず、消費者側にも作為的な印象をもたれない、スマートな手法の開発を研究しているのである。

是非とも新たに発足する協議会には、もっとクリエイティブな趣旨に基づいた議論を重ねてもらいたいものである。

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